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汝のテキストを究めよ

このページでも、行政書士試験の勉強法について、大切なことの一つをお話しします。
それは、「選んだテキストを徹底的に究める」ということです。

全く同じテキストを使っていても、合格する方もいれば、不合格となる方もいます。

なぜ、同じテキストから同じ情報を得ているのに、こうした違いが出るのでしょうか?

それは、単に、勉強時間の過不足の問題だけではなく、テキストの使い方や読み方も、大いに関係があると思うのです。

テキストを繰り返し読むことは、とても大切なことです。
しかし、ただ漫然と、受け身の読み方をしているだけでは、読んだ内容が、知識として定着していかないのです。

例えば、テキストに、
「未成年者が婚姻するには、父母の同意が必要である。」
という記載があったとします。

Aさんは、ただ、その文章を、そのまま流して読んだとしましょう。

しかしBさんは、「父母」という単語が頭にひっかかり、
「必要なのは“父母”の同意なのだな。
もし父母以外の後見人がいたとしても、その人の同意は、要らないのだな。」

そう考えつつ、「父母」という言葉を意識しながら、読んだとしましょう。

AさんとBさんとでは、どちらの読み方がよいでしょうか?

いうまでもなく、Bさんの方が、ずっと丁寧な、頭を働かせる読み方をしているでしょう。
Bさんの読み方の方が、知識のインプットも理解も、深くなっているはずです。

ですから、AさんとBさんとでは、同じテキストを、同じ回数読んだとしても、勉強内容の濃さは全く違っています。

そして、この読み方の違いは、結果として、合否を分けることにもなり得るでしょう。

しかし、こうした読み方は、最初からできるものではありません。
2回目、3回目と、繰り返しテキストを読むうちに、細かい点にまで、気が付くようになってくるのです。

最初にテキストを読むときは、まず、ざっくりと読んで、全体のイメージをつかみ、2回目以降、テキストを繰り返すときに、このように丁寧な読み方をしていきます。

何度も繰り返し読むうちに、テキストの細部まで、目が届くようになるはずです。

テキストを繰り返すことは、単調でもありますし、時間もかかりますが、詳細な箇所まで見え始めると、勉強が面白く感じられると思います。

こうして、あなたの手元にあるテキストを究める読み方をしてください。

あなたのテキストに書かれていることについては、どんなことでも答えられる状態で、試験に臨めるように努力しましょう。

テキストの読み込みは、回数をこなせばよいというものではありません。
ひとつひとつの記載に注意して、流し読みをしないことが大切です。

そして、流し読みをしないという技の会得は、試験対策としても、必ず大きな武器になります。

問題文や択一肢を読むときにも、自然に、そうした丁寧な読み方ができるようになるからです。

行政書士勉強法の十戒