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テキストをみだりに変えるなかれ

行政書士試験の勉強法には、大切なセオリーが、いくつかあります。
その一つは、「一度選んだテキストを、途中で変えない
ということです。

行政書士試験の勉強の第一歩は、テキスト選びであると言えます。

学校に通学して勉強する人や、通信教育で勉強する人は、テキストを自分で選ぶ必要はありません。

学校や講座の側が、良いテキストを準備してくれているからです。

しかし独学で勉強する人は、ひとりで、テキスト選びをしなければなりません。
実は、このテキスト選びは、なかなか困難なものなのです。

行政書士試験のテキストは、各社から数多くの種類が出版されています。

書店に行っても、インターネット通販のサイトを見ても、色とりどりの行政書士試験用テキストが並べられ、どのテキストも、我が一番という様相を呈しています。

あなたはきっと、どれを選んだらよいのか、迷ってしまうでしょう。

どれを選んでもよいのですよ。
どのテキストも一長一短かもしれませんが、どれも、概ね良いテキストだと思います。

しかし、下記の二点だけは、守っていただきたいと思うのです。

一 新しいテキストを購入すること
二 テキストは、一度これだと決めたら、途中で変えないこと

○「新しいテキストを購入すること」について
行政書士試験は、法律の試験です。
法律というものは、改正されるものです。

そして試験には、改正された新しい箇所が出題されることが多いのです。
ですから、できるだけ新しい情報が詰まったテキストを、購入する必要があるのです。

しかし、そのテキストの発行日の多少のずれは、気にする必要はありません。
平成25年1月出版のテキストでも、平成25年3月出版のテキストでも、大丈夫だと思います。

大事なことは、その試験年度に対応したテキストを購入することです。
つまり、あなたが受ける試験が平成25年度の試験である場合は、「平成25年度用」と書かれているテキストを、選ぶようにしてください。

○「テキストは、一度決めたら、途中で変えないこと」について
先程もお話ししました通り、行政書士試験のテキストは、極めて多くの種類が市販されています。

そして、インターネットなどを見ると、実際にテキストを使った人達が、様々なレビューを寄せています。

そうした他の人の意見を参考にして、テキストを購入することは構わないと思います。
でも、一旦、購入して勉強を始めたのなら、そのテキストだけに集中してほしいのです。

他のテキストに目移りする気持ちは、よくわかります。

他のテキストの方が、効率が良さそうな、わかりやすそうな、合格できる確率が高そうな、そんな気がしてくるのでしょう。

しかし、それはただの“隣の芝生は青い現象”に過ぎません。
あなたが現在、壁にぶつかっているから、「隣」に目を向けたくなっているだけなのです。

あなたが現在お使いのテキストも、他の色々なテキストも、書かれている内容は、ほぼ同じはずです。

行政書士試験の科目は一定であるし、出題のされ方も一定なのですから、当然のことです。

ただ、説明の仕方、アプローチの仕方、図表の構成などが、少々異なるだけなのです。

ですから、他のテキストを購入しても、おそらく結果は同じです。
いいえ、同じことが書かれているものを再度読み直すことになるのですから、むしろ時間のロスとなるとも言えます。

あなたの頭の中には既に、今まで使ってきたテキストの文章、そのテキストに出てきた図表、そのテキストに書かれている説明が、ある程度はインプットされているはずなのです。

テキストを変えるという所業は、そのインプットされた情報を捨てることに他なりません。

ですから余程の事情がない限り、一度決めたテキストを手離さないことをお勧めします。

行政書士勉強法の十戒